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路傍の植物誌
一年ほど前から、歩いて仕事場に向かうようになると、自然に道端の雑草に目を惹かれるようになりました。
すでに道という道はアスファルトやコンクリートに覆われてしまった都会で、所々にテンポラリーに現れる空き地には勿論、ほとんど土など見当たらぬ埃ぐらいしかたまってなさそうなわずかな隙間にさえ、低く小さく控えめに、見過ごしてしまいがちに雑草たちは生きています。
そんな植物の存在に気づいてからと言うもの、我らが道端の野生植物を知り、紹介してみたいという思いが募ってきました。
家の周囲を五分ほど歩いてみただけでも、十数種の草花を容易に見つけることが出来ます。
我が相棒も、明日には消えてしまうかも知れぬ不安を抱きながら、My空き地を見つけては、新たな雑草との出会いを楽しんでいます。
我々は二人ともどうも、園芸植物の陰に隠れて邪魔者扱いさえされかねぬ雑草の方にこそ輝きを見出してしまうタチのようです。
ご紹介する植物の同定等には可能な限りでの資料に当たってはいるものの、感情移入が著しい上、何分素人の域を出るものではありませんので、誤った点も出てくるに相違ありません。
その際は是非ご同行の先輩諸兄のご教示、アドバイス等いただけると幸いです。
最後に、食べ物屋のサイトとしては牽強付会気味ですが、「紹介する植物が食べられるかどうか」と言う点にも強く注意を怠りません。
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